デザート2月号掲載の『花野井くんと恋の病』 59話「初めての一周年」感想です。
更新日に読んで、うわーーーー!と思ったものの、ほたるちゃんのお誕生日があったり、年末年始って思いの外短くて(仕事納め12/28、仕事始め1/4)、感想を書くのが遅くなってしまいました…。
本日発売のデザート2月号に『花野井くんと恋の病』第59話載っております。12話から作中時間で丸1年たちました。 pic.twitter.com/COyJlo0qt9
— 森野萌 (@megumi_ibara) 2023年12月22日
扉絵感想
作中時間、3学期が始まって少し経ってそろそろ2月?バレンタインの時期ですよね。
12話と同じ格好の2人だー。
そういやほたるちゃん、この12話や4話でダウンジャケット着てましたね。
(14巻の感想で、ほたるちゃんは上着を2着しか持っていないのでは?と書いてしまいましたが、3着でしたね!)
花野井くんが巻いているマフラーは、4巻のおまけ漫画参照ですね!(笑)
“この1年でわかったこと 花野井くんは 私の特別”
というコピーがついていますが…
本編感想
前回、花野井くんの家に行ったものの、微妙な感じで帰宅したほたるちゃん。
私、扉絵のコピーを読んで、花野井くんのことが特別ならやっぱり優先してあげられなかったのはまずかったよねぇ、とか、
3話の2人のやりとり「僕は君の特別になりたいんだ」「もし…なれなかったら?」「…その時は君の前から姿を消すよ」を思い出して、
花野井くんが姿を消しちゃったらどうしよう…と思っていたのですが、
翌朝いつも通り、花野井くんがほたるちゃんを待っていて一緒に登校できたので、ひとまずは安心しました。ひとまず、だけど。
ほたるちゃんもめっちゃ反省してて、やっぱいい子ーと思ったら、
交際1周年の記念日を意識してなかったーーー!
ほたるちゃん株、乱高下です(笑)。
ていうか、バレンタインはもう終わったみたい?
私若干勘違いしてましたが、2人の記念日ってバレンタインから数日後でしたね!
(バレンタインにほたるちゃん告白→花野井くん「しばらく連絡とるのやめてちゃんと考えてみてほしい」→数日経過後、公園で話し合って交際スタート)
12話に描かれている分だけでカウントすると2日後=2/16が記念日かなと思うけど、
実際はもっと経過している可能性もあるし、2人の記念日って何日なんでしょう!? 気になる~。
毎月お祝いしていた花野井くんと、記念日を意識してなかったほたるちゃん、
どっちもらしいというか極端というか…こういうところにも考え方の違いって出るんですね。
ほたるちゃんと別れて1人になると表情をなくしてしまう花野井くんが気になります…。
翌日、きょーちゃんとしばむーに相談してアドバイスを受けるほたるちゃん。
おっ、私前回花野井くん怒っちゃえばいいのに~みたいに思ってたので、ほたるちゃんが気づいてくれたようでうれしい。(ほたるちゃん株、アップです・笑)
花野井くんのことは圭吾くんが見てくれて…圭吾くん、ほんと頼りになるなあ✨
ほたるちゃんは花野井くんと2人の時間を大事にして、手つなぎしたり、ほっぺにチュー(!)したり、なんとか花野井くんに元気になってもらおうとがんばってるけど…
さすがにほっぺにチューは少し効いたか!?と思ったけど、
花野井くん、やっぱり浮かない様子で…。
花野井くんの胸の内が気になります。
バイト先で、里村さんから八尾くんに貸したハンカチを返却されたほたるちゃん。
八尾くん、直接渡さず、えらい!!
でも、花野井くんは何か気づいてそうだなー。
ほたるちゃんが気を使って八尾くんのこと話さないの、それはそれで気になってそう。
かと言って、ほたるちゃんの気遣いも間違ってる訳ではないし…。
微妙な雰囲気の2人だけど、やり直しデート=1周年記念のデートはいい感じ。
ほたるちゃんのデートコーデかわいいし、新しいコートを着てる!
これでほたるちゃんの上着も4着になりましたね。
アニバーサリープレートを出してくれるお店はほたるちゃんが選んだのかな?
1周年てどういうことしてるんだろ、という話の中でも出てきましたが、
ちょいちょい2人は旅行したいねって言っているので、番外編でいいのでいつか2人が旅行するお話が読みたいなあ。
お買い物して、花野井くんのおうちで映画鑑賞…リビングじゃなくて花野井くんのお部屋で見るのね?と思ったら、映画に触発された?ほたるちゃんから、大胆なお誘い!!!
…ほたるちゃん、いいかもと思ったらやってみよう精神が強いよね。流石ヒロイン!(…いや、むしろヒーローかな?)
3話の「キスしてもらってもいいでしょうか」を思い出しちゃったけど、
映画だけじゃなく、お店で1周年って他の人はどんなことを…って調べて意識してたもんね。
それと、前回途中で止めちゃったのと、
あと多分、やっぱりデートをやり直すことになった事と、記念日をスルーしそうになってた事も影響してるのかなあ?
正直初読みのときは、そういうお詫びの気持ちが強い印象を受けて、そんな、ソシャゲの詫び石配布みたいなことせんでも…と思ってしまったけど(笑)、
いきなりどうした?とビックリしつつも、思い返してみるとそこに至るまでの動機だったりほたるちゃんの性格だったりは充分すぎる位ちゃんと描かれてますよね。
はぁ、この作品、ほんと好き。
それにしても、ここ最近の2人って、花野井くんがずっと不安定で、ハグしてもキスしてもなんだか噛み合ってなくて、ほたるちゃんのやらかしもあってほたるちゃんも不安になっちゃって、キュンキュンしたいのにキュンキュンできないんですよね。
読者としては20話の初キスのときや、50-51話の花野井くんのおばあちゃん家でのお正月のような、2人の気持ちが通じ合って高まってからのふれあいが見たいので、今回の展開は、えーーー?その前に話し合わないの〜〜〜?と思うんだけど…
まぁこうして行動に移すことで、気持ちをさらけ出せるようになる?そういうきっかけになるのかなあ?だったらそれはそれでいいのかなあ??(うーーん??)
ほたるちゃんのかわいさと、花野井くんの照れ顔と、花野井くんの手が51話の「全部知りたい」の続きのようなのと、何より「気持ち」を大切に描いてる作品だからこそ、2人の気持ちが通じ合ってないとキュンキュンできないんだなと痛感できたので、そういったところは大変素晴らしい!と思います。
ほたるちゃんに嫌われたくない・なんでも自分のせいにしがち・考えすぎ・思ってる事をなかなか人に言えない花野井くんと、
花野井くんに余計な心配かけたくない・花野井くんが話してくれるのを待って無理強いしない・誰にでも優しくしちゃうほたるちゃん。
お互いのことが好きだからこそ、今少し気持ちがすれ違っちゃってるのが切ないというかもどかしいというか…
50-51話で出てきた「もっとこの人に触れたい」「私たちの次の段階」って、当然直接的な行為のこともあるけど、気持ちの面でも「次の段階」へ踏み込む必要があるのかもしれないですね。
いや〜、続きが気になります!