『花野井くんと恋の病』アニメ4話の感想です。
私は原作が大好き!!!
森野先生、今週も新規絵ありがとうございます。
放送中に告知すみません!!4話はじまってます!
— 森野萌 (@megumi_ibara) 2024年4月25日
ほたるがいないとやる気のでない人 pic.twitter.com/AM9KO1II33
アバンタイトル(プロローグ)
新年、駅前での待ち合わせからスタート。
え?????
新年からスタート?????
アニメ3話のラストでやらなかった花野井くんの台詞、カット?????
それじゃあ、原作12話の台詞もナシってこと???
最近の話(原作61話、62話)でも花野井くんが昔の自分を思い返していて、
花野井くんの苦悩を理解する上で重要なフレーズが出てくるのに、
カット?????
(2巻p.10より)
なんでこのスタッフでこの作品をやろうと思った…?
繊細な心理描写ができないならやるべきじゃなかったのでは…?
キャラのかわいさかっこよさでそこそこ話題になればそれでいいのか、
それともOP曲の歌詞への忖度?
(作品に対する理解度の低さがばれないように?…とか、考えてしまうなあ)
へー、新年からですかそうですか。
みんなで初詣回ですね。
きょーちゃんの羽織、原作は花柄で華やかなのにアニメは無地で地味。
しばむーは原作では眼鏡かけてるのにアニメではかけてない。
待ち合わせより早く来ていた花野井くんを本屋で見つけたほたるちゃん。
花野井くんがキラキラして見えるようですが…
花野井くん、キラキラしてる??
ぼやけフィルターがかかってる程度じゃね?
私にはキラキラがわかりませんでした。
お得意の感動フィルター的なやつ、他になんかないのかね?
(いつも終盤に使うのを今回は冒頭で、となれば、
似たような技でも多少の驚きはあったかもしれないのに)省エネすぎる。
(2巻 p.13)
原作はこんな感じ…というか、この1コマだけでなく、ほぼ1ページ使って+別のシーンでも、ほたるちゃんから見た花野井くんがキラキラしていることが描かれています。
ほたるちゃんの心境の変化の前フリ的シーンなので、サボっちゃダメだと思うのですが…。
Aパート
ちょいちょい違うとこあるけど、もう細かく指摘するのめんどくさいので、特に気になったところだけ…(それでも結構たくさんある)。
お腹鳴っちゃったほたるちゃん、原作だと恥ずかしそう・申し訳なさそうなのにアニメだとおちゃらけキャラみたいな表情で違和感。
(2巻 p.18)
私の好きなフグほたるちゃんはカット!!!
(2巻 p.23)
おばあさんを助けた花野井くんを見つけたほたるちゃん。
原作だと「はー」と感嘆し、花野井くんの優しさに魅せられているような表情だけど、
(2巻 p.25)
アニメは「へーこいついいとこあるじゃん」的な笑み??なんで??
今回全体的に花野井くんの顔やらなんやら酷かったですが、充電のときはちょっと良くなってた気がします。
他はダメダメだったけど。
Twitterをチェックしたところ、
アニメスタッフの人が「落ち葉が小川を~きれいで繊細でストーリーにも合った演出~自然物~」とかツイートしてましたが、このシーン?
川や周辺の岩の上に枯れ葉が落ちるような環境なら、水面や水底、岸辺(岩と岩の間)に枝葉がたまっててもいいような。岩もやたらきれいだし。
自然物というか、人工的な川に見えますね。
そもそも、こういうお遊びは、原作の再現やブラッシュアップに全力で取り組み、それでも余裕があってからやるべきでは?
きょーちゃんのおみくじを花野井くんが木に結んであげるシーン。
原作では葉がないけどアニメは葉がある木に結んでます。
最近は木の育成に良くないからとおみくじ掛け(おみくじ納め所)を用意している神社も多く、漫画アプリの感想で苦言を呈しているコメントがちらほらあったので、
(そういうのリサーチしないのかな?)
ここは原作と変えてもよかったかもしれないですね。
(きょーちゃんがおみじく結ぼうとして落としちゃったのを花野井くんが拾ってあげる…とか?
花野井くんの背の高さを見せたいなら、おみくじが風で高いところに飛ばされて…とか考えたけど、いかにも漫画的すぎるので、着物姿だと手が届きにくい茂みとかに落ちて、花野井くんが手の長さを活かして取ってくれる…ならアリかも?)
Aパートラストに八尾くん登場。
Bパート
3学期。本屋でアルバイトをはじめるほたるちゃん。
原作6話冒頭の面接シーンはなし。
バイトの先輩、里村さん登場。
花野井くんのお会計シーン、分厚い文庫本2冊で1100円…。
原作(2018年発行)の台詞は「2点で1080円」だったけど、
2024年だというのにちゃんと見直さなかったのかな。
社割でも使ってるの?と疑ってしまう安さです。
例えば、2024年4月現在、アマゾンの文庫ランキングで上位の東野圭吾の文庫本上下
巻は1冊880円です。
2冊で1100円は、漫画本の値段なんだよなあ…(花野井くん単行本が1冊550円)。
アニメ作る人って本買わないのかな?
いや、買わなくても、書店行くかネット見ればわかるのに…???
出版科学研究所の出版指数年報23年度版・文庫本推定販売金額によると、
(以下抜粋)『文庫本は価格の安さが“ウリ”だが、22年の出回り平均価格は711円。12年から86円上がった。12年が02年より37円しか上がっていないのと比べても、ここ10年の高騰ぶりが分かる。』
とのことで、もう少し本の厚さを薄くして、1冊700円台、2冊で1400~1500円くらいが妥当なのでは、と思います。
花野井くんを見てキラキラしている里村さん。
初詣の待ち合わせのほたるちゃんビジョンの花野井くんのキラキラとはまた違うかもしれないけど、でも一応キラキラできるじゃん。
なんで初詣の待ち合わせの時、もっとちゃんとやらなかった…?
それに、里村さんの顔(も)、原作と違うな。
里村さんは上のアイライン等、全体的に薄めな顔というイメージだったのですが。
バイトを終え、花野井くんに送ってもらうほたるちゃん。
花野井くんの「あーあ僕も一緒にあそこで働こうかな」はカット。
(えー、残していたらネット民が盛り上がっただろうに…)
(2巻 p.57)
何度もお迎えに来てくれる花野井くん。
ほたるちゃんが「一緒にいる時間を大事に思ってくれている」と気が付き、送ってもらうことをお願いしたときの花野井くんの表情、
当然ですが原作の方が断然いいですね。
(アニメだと「すごい嬉しそう」に見えない!)
(2巻 p.60)
(上のぱああああ と同じシーンの顔がこれ…)
ほたるちゃん家の前で、ほたる母と妹に遭遇。
妹ちゃん、「あ-!」とちょっとおこ気味なので、
前回の妹の表情、やっぱりよくなかったですね。あとなんか、無駄に動きが多くて、車で帰ってきたのがわかりにくい。
ほたるママへ会釈する花野井くん、首しか動いてなくて超感じ悪い!!
花野井くんはお行儀いい子だと思うので、ちゃんと腰からお辞儀してほしいです。
ほたるちゃんの部屋でアルバムを見せてもらう花野井くん。
顔は苦手だけど、キラキラできるじゃん!(2回目)
スマホで盗撮を試みるシーンはカット。
(残していればネット民が喜んだだろうに…)
(2巻 p.66)
花野井くんの台詞、「子どもの頃はチビで…ダサかったし」は「地味で」に変更されてますね。
コンプラ的に?過去の自分にも「チビ」って言っちゃダメなのかな?
髪の話題になり、ほたるちゃんが自分のことを話そうとするとき、手に力を入れる描写は良かったです。
過去の話をするほたるちゃんの話を聞いて、自分の話をする花野井くん。
お互いがお互いのことを話してくれて嬉しいと思う、いいシーンなのですが…
花野井くんが「ほたるちゃんといるとはじめてのことばっかりだ」という前のシーンで、原作では花野井くんが、花野井くんのことを知ろう・考えようと一生懸命なほたるちゃんの姿を回想しているのですが、アニメではカット。
それに、「はじめてのことばっかりだ」と照れて言った花野井くんの顔が次のシーンではもう照れてません。
花野井くんのほたるちゃんへの想いが伝わってくるシーンなのに、ガッカリです。
(2巻 p.77)
原作で大好きな、ほたるちゃんが花野井くんの頭をわしゃわしゃしちゃうシーン、感動フィルターきましたねー。
てか、なんかオーラ?が立ち上ってて、不自然…
お母さんに呼ばれて、夕食シーン。
お母さん、せっかく作ってもらったのに悪いけど、ハンバーグ、でかいです…。
原作だと、ほどほどの大きさ2こで、想像ですが、お弁当用やお母さんのお昼用に多めに作っておいたのを花野井くんの分にしたのかな?と思っていたし、
女の子3人のお家でしょ?フィギュアスケートの衣装自作できるお母さんでしょ?
ハンバーグもかわいく作ると思うんだよね。(じゃないと妹ちゃんにダメ出しされそうw)
という訳で、あの大きさは解釈違いです。
(2巻 p.82)
ほたるちゃんがかぼちゃの煮つけをオススメするシーンはカット!
えー、地味に好きなのに。(多分こういう小ネタが好きな人、結構いそう)
「次の充電っていつなのかな」でアニメ4話終了。
途中にも書きましたが、原作にない自己満足や内輪ウケのシーンに力を入れるよりも、まずは原作に忠実に作ってほしいです。
(時間が足りないならOP・ED曲を短くするとか?できないんだろうなあ…)