hiokaの日記

とりとめない話をしようよ

『恋愛睡眠のすすめ』を見ました(ややネタバレ感想)

現在U-NEXTにお試し加入してて何か見たいものないかなってチェックしてたらミシェル・ゴンドリー監督の作品がいくつかあり、アマプラ(数年継続中)では見れない作品だったのでこの機会に見てみました。

ゴンドリー作品は以前『ムード・インディゴ〜日々の泡』を見たことがあるので2作目の鑑賞です。

eiga.com

 

この作品は、主人公の男の子(ステファン)がメキシコからパリに引っ越して(里帰りして?)くるところから始まります。(お母さんがフランス人で、男の子はお父さんと暮らしてたけどお父さんが亡くなったのでお母さんのところに、って事みたい)

住むところも勤め先もお母さんが用意してくれて、お隣さんに越してきた女性、ステファニー(と彼女の友人のゾーイ)のことが気になって…、と傍から見たらわりと恵まれてるんじゃない?というキャラなんだけど、なぜかはじめのうちはステファニー達にお隣りさんだと内緒にしてたり(他の人の感想を読むとステファンはシャイだから、という事らしい??)、仕事がやりたい事と違っててつまんなくって現実と折り合いがつかなかったり。

お母さんによるとステファンは小さい頃から現実と夢の区別がつかないことがあるみたいで、現実でうまくいかないと夢の中の理想の世界では好き放題に行動し、あれ、でもこれは夢の中?現実?と映画を見ている方も惑わされます。

ステファンもステファニーもセロファンやがらくたで何かを作ることが好きで、夢の中だけでなく現実でも結構仲良くなるんだけど、ステファンがはじめはステファニーの友達ゾーイを気になるそぶりをしたからか、ステファニーには(ステファンに対する)恋愛感情はないのか(友情はあるみたい)、恋の行方は…

 

ステファンは困ったくんだけどかわいいし、手作り感満載の映像や「ロシアのアニメみたい」「アナーキーインザセロファン!」という台詞にはワクワクしました。

なるほどなー、こりゃ『日々の泡』の実写化でカクテルピアノ等々ユニークなアイテムを具現化できた監督だわ。

ステファンがフランス語が苦手、英語かスペイン語なら…ということで劇中フランス語と英語がごちゃまぜなのも興味深かったです。

昔見た『トリコロール』って3部作でも言葉が通じなくて困る話があったような、とか、

昔むかーし、卒業旅行でイタリア、イタリア寄りのフランス、スペインに行ったとき、現地の言葉があまりわからないのでとりあえず「ノノカピート(わかりません)」を覚えてよく使ったなーと懐かしかったのですが、あれこれイタリア語??

 

しかしステファンはほんとに困ったくんだなあ。ステファニーや職場の人も優しいのに、現実だってそう悪くはなさそうなのになあ。

昔見た映画の話をもういっこ思い出したんですけど、『虹を掴む男』という古いアメリカ映画も夢見がちな男の人が出てくるけど、こちらはうつらうつら(ポケタポケタ)してる間になんだかうまいこと行くような話だったと思います(うろ覚えですが…)。

うまいこと行くといえば、のびたとしずかちゃんの関係にもちょっと近いかなあと思ったり。(のびたとしずかちゃんはよくうまくいったなぁ。)

 

そうそう、私は海外の役者さんを全然知らないので、ヒロインの声がすごくいいなあと思って見ながら調べたらシャルロット・ゲンズブールなのね!めっちゃいい声。

電話の声や歌声がすごくよかった。

それと、夢の中でステファンが着ぐるみ着て歌ってるうたがかわいくて、調べてみたらVelvet undergroundの替歌なんだって。

この曲もよかったです。

 

youtu.be

 

U-NEXTのお試し期間、もうすぐ終わっちゃうけど現在サブスクはアマプラ(猫の餌や日用品を送料無料で購入したい)、DAZNJリーグ)、スカパー(ルヴァン杯)、Spotifyを契約してるから継続はなしかな。

今回はアマプラで見れない作品だったけど、アマプラで見てない作品たくさんあるし…

サッカーのオフシーズンなら考えられなくもないかな。

まあまた何か見たら感想残しておこうかと思います。