『花野井くんと恋の病』アニメ10話の感想です。
私は原作が大好き!!!
ちょっとでも『花野井くんと恋の病』という作品が気になった方、
ぜひ原作を読んでくださると嬉しいです!
アニメ10話は、原作だと5巻17、18話です。
講談社系の漫画アプリ(マガポケ、コミックDAYS、パルシィ)やその他漫画アプリ(LINE漫画等)でもけっこう読めるので、そちらもおすすめです!
私のオススメはマガポケです!
ニコニコ動画含むニコニコサービス系がサイバー攻撃を受けて見れなくなってしまいました。
そんな…。いくらアニメが酷くても、皆のコメントが読めるならまあ…と思っていた部分もあるのに、コメントが読めないんじゃ、もう私には、アニメって酷いなって感想(感情)しか残ってないよ…?
久々にAbema見たけど、最近の回、再生回数10万いかないのね。
まあ地上波でやってるから再生回数がどう評価されてるか知らんけど。
アバンタイトル(プロローグ)
春休みが終わり、2年生。
法事のときはセーター着てなかったし、原作ではベストなのに、
長そでセーター着てて暑そう…。
アニメ、クラス分けは会話のみであっさり終了。
原作はクラス発表の場面あり。
花野井くんはしばむーを認識してます。
(5巻 p.8)
Aパート
新しいクラス
ほたるちゃんの教室にて、アニメはクラスメイト(あかりちゃん、ゆのちゃん)もカットかあ。
はじめ勢いある子たちだなーと思ったけど、球技大会で仲良くなるのにね。
(5巻 p.15)
おそらく始業式の日なのにパーカー姿のしばむーつええw
(5巻 p.16)
原作ではちゃんとブレザーを着ています。
担任の穂積先生、イケボ。
旧スラダンの流川の声優さんじゃん!
2年生になってクラスメイトのセーターの色が落ち着いてしまいました。
1年の時は紫?っぽいの着てる子もいたのに…
(↓1話)
ほたるちゃんと同じ色のセーターを着てる子、いないのね。
主人公補正…?(ほたるちゃんはそういうキャラじゃないと思うんだけど)
お弁当誰と食べる?問題でちょっぴり通じ合う花野井くんとしばむー。
お弁当後の充電、原作で印象的だったほたるちゃんの表情がカットされています。
やはりアニメとは分かり合えない…。
(5巻 p.29)
「え…」で正面ほたるちゃんを描いてるのはアニオリなのでそこはよかったけど、
充電中の気持ちの変化も大事なんじゃないのかな。
花野井くんのブックカバー(前編)
教室で圭吾くんに話しかけられている花野井くん、
バイト先の包装紙っぽいブックカバーをかけた本を読んでるけど、
ブックカバー、原作とは違いますね。
アニメの人、これもまた原作をちゃんと読んでないんだろうなあと思います。
(それに、本屋さんのブックカバーって包装紙とは別だと思うけど…?)
この件はBパートでも触れます。
(5巻 p.34)
きょーちゃんが戻って…
きょーちゃんが戻ってきて、女子3人でのお昼復活〜と思ったら、
花野井くんもお昼一緒にどうかと相談するほたるちゃん。
原作ではお泊り勉強会があったので、そのとききょーちゃんは花野井くんが悪い人じゃないって言ってくれて、
今回しばむーと花野井くんもやや打ち解けてって段階踏んでるのよね。
それでもちょっとうーんと思ったのに(笑)、アニメではお泊り会がなかったので、きょーちゃんは花野井くんのこと、クラスでぼっちを貫いてる人って認識しかないのでは?
まあそんな懸念は当然スルーで、ほたるちゃんは花野井くんを誘います。
ほたるちゃん的に、考えて勇気を出しての提案っぽいし、これもまた変化…?
肉まんキーホルダーがちょっと揺れるのはよかったです。
花野井くんの名前
ついに花野井くんの下の名前が判明。
アスパラの肉巻き、キャッチする花野井くんえらい。
でも、ずっと花野井くんの腕を映すなら、ほたるちゃんが名前呼んでくれた時にちょっと反応するとかすればいいのに、と思いました。
Bパート
八尾くんの小学校時代のほたるちゃんとの思い出…。
小6ほたるちゃん、足ながっっっ!
高校で身長150cmちょいの子の足ではないと思う…。
バイト中の八尾くんに会いに来た女の子、原作ではまりかちゃんという名前があって、八尾くんに付き合おうよ!と言っている設定です。
アニメだと「友達」以上の説明がないので、八尾くんが恋愛感情について悩んでいることがサッパリわかりませんね。
花野井くんのブックカバー(後編)
休憩中の花野井くんが読んでる本にかかってるブックカバー、
Aパートと違います。
アニメだと黒江主任の台詞が少ないですが、原作だと、花野井くんは今までブックカバーを使う派ではなかったようです。
(5巻 p.67)
このカバーは誕プレでもらった物なのね。
お誕生日は新学期の前でしたね。
なんで教室では違うカバー付けてたんでしょうね??
…真面目な話、今までやってなかったこと(ブックカバーを使っていなかった)をほたるちゃんがプレゼントをくれたからやるようになった、
これもAパートの(新学期や、花野井くんの場合お誕生日後の)テーマである「変化」についての一例なのでは?と思います。
教室で読んでいた本に適当なカバーをかけてしまう前に、キャラクターの持ち物一つに対してもメッセージが隠れているのでは?と原作をしっかり見て読んで、丁寧に扱ってほしかったです(よーく見ればブックカバーの表紙にこんな◇マークがあるのがわかると思います)。
参考に、以前(1巻2話p.69)の花野井くんは、ブックカバーかけてないです。
もうね、原作の細い部分への拘りが、本当に素晴らしいのよね…!
なんでアニメは忠実に再現しないの…?
ほたるちゃんのマフラー
八尾くんの回想シーンで小学校時代のほたるちゃんが出てきましたが、
高校生になっても同じマフラーをしている…?
法事の時のローファーではなく運動靴なのと同じく
このアニメ何も考えてないのかもしれないけど、
花野井くんが親にあまり構ってもらえなかった子だというのに対して、
ほたるちゃんはあったかい家庭で育った子、でも上と下に強めの姉妹がいて、自己主張は控えめ…という設定の作品で、持ち物少な目に見えるのは良くないって。
特に妹ちゃんはフィギアスケートなんてお金のかかる習い事してるのに、ほたるちゃんは小学校と高校で同じマフラーしてるなんて、お金かけてもらえないんだね、って思ってしまうよ。(8巻おまけ漫画で妹にスケート習わせると姉2人には贅沢させてあげられないってお母さんが話してたけど、冬に毎日使うマフラーは贅沢ではないでしょ〜)
もしかしたら、花野井くんが1話で言ってた「ほたるちゃんはいつも同じものを持ち歩いてる」のアンサー気取りのつもりかもしれないけど、それにしても小学生の頃から使ってた衣類…防寒具…おしゃれ小物の要素もあるものを高校生が普段使いはないっしょー。
(前に妄想したように、お気に入りだからたまに使うのならアリかなとは思うけど)
まあ、マフラー以外にも、あったかそうな4月なのに長そでセーターとか、クラスメイトのセーターの色とか、しばむーはブレザー持ってないの?とか、登場人物の服装にお金(手間?)かけてない(かけられない?)制作上の事情??があるんですかね…。
アニメ作るの大変なのかもしれないけど、少女漫画のアニメ化で服装に手間かけられないって、なんだかなあ。
普段身に着けるものにお金かけられないんじゃ、恋愛以外にも悩むことあるんじゃないかって思ってしまいます。
Cパート
原作19話から少し。
アニメの花野井くん、なんかすごい感じ悪いね…。
原作ではそんな露骨にムッとはしてないと思うんだけど。
(5巻 p.104)
でも八尾くんにキツめ対応なのはそれはそうで、なんでなのかはそのうちわかるけど、
現時点で判明していることをまとめてみると、
花野井くん・八尾くん・ほたるちゃんは同じ小学校だった、
八尾くんとほたるちゃんは付き合ってるって噂になってた、
八尾くんは昔から人気者、花野井くんは昔の自分が好きじゃない…
この辺で察してあげてください!
(ざっくり書いちゃうと、嫉妬と劣等感、それに、ほたるちゃんが髪を切られる現場を見ていて、八尾くんもその件に関係ありそうなので、ほたるちゃんに悲しい思いをさせた関係者には近づいてほしくないという気持ち…でどうでしょう!?)
まとめ
アニメが始まる前はこんなにもエピソードが削られるとは思ってなかったので、アニメでやるのはこの辺までかなーと予想してたのが原作17話「初めての2年生」でした。
1話1話丁寧に作ってもらって、ほたるちゃんが花野井くんの名前呼んで終わり!でいいじゃん、て思ってたんですけどね…。
5巻全部やるなら、せめてもう1話(全13話)あればなぁ。
それでも足りなきゃ6巻21話分は配信のみとか、円盤特典映像にするとか??、アニメ事情詳しくないけど、とにかくもっと丁寧に作って欲しかったし、今回のBパート、原作18話の八尾くん回(「初めての涙」)、扱いが難しい。
小学校時代の事を知るために必要なエピソードだし、ほたるちゃんは花野井くんの名前呼びがあったから八尾くんの「ほたこ」呼びを改めるのを自分のペースでいいって言えたという流れなので順番変えるのも難しいだろうけど、
前半の花野井くんの名前呼びの幸せムードがなくなってすごい嫌な感じで終わるって、後味悪いですね…。
Cパートで感じ悪い花野井くんを見せて終わりじゃなくて、例えば原作の名前を呼び慣れない・呼ばれ慣れない2人を見せて終わりにするとかじゃダメだったのかな?
(5巻 p.85。おまけ漫画にも名前呼びエピソードあり。)
ああ〜、できることなら最初っから全部、総取り替えして、1話から作り直してほしいです。
このアニメ作品への好感はもうなくなってるし、関心も薄れてきています。
原作は読むと面白いので『花野井くんと恋の病』という作品自体への好きは今のところまだ大丈夫…ですけど、アニメ関連に触れると何かがすり減っていくような感覚がします。
ダメな関連作品は原作に対して悪影響しかないので、原作ファンが肯定できるものを作ってほしかったです。