12月9日に行われた東京カルチャーカルチャー(カルカル)での黒沢健一さんニューアルバム『Hear Me Now』発売記念イベントに参加して、アルバム発売を知った時からを振り返って思ったことなどを書いてみます。
黒沢健一さんニューアルバムの制作を知った9月11日の夕方。
衝動的にMissing pieceが聴きたくなった。
Free As A Birdを思い浮かべたりもした。
こうしたシチュエーションで聴くとこの曲はまた新しい宝物になるね#NowPlaying
— ヒオカ (@hioka1272) 2017年9月11日
Missing Piece -Unplugged Ensemble- / MOTORWORKS-COMPLETE BEST- #黒沢健一
でも、正直、健ちゃんは自分がゴーサイン出せない作品が発表されるってどうなんだろう?と、こういう記事を読んで考えたりもした。
「黒沢健一」名義で出す事についても、嬉しい反面、with frends的な名義でいいんじゃない?とも思ったりもしたけど、、
この上原ひろみさんのインタビュー記事(3ページ目)の
>歌手の人が自分の名義でアルバムを出しても、バンドの方がいるじゃないですか。私にとっては全てが同じことで、例えばポール・マッカートニーやデヴィット・ボウイのアルバムだって、参加しているミュージシャンとのコラボ作品とも言えますよね?
この部分を読んで、上原さんがちょうどこの2人を挙げてくれてることもあり、例えばポールのアルバムにギルモアが参加してたり、kestrelってバンドがいいなあーと思って調べたら中心人物のデイブ・ブラックさんがボウイのバンドに引き抜かれて解散してしまったらしい、とか、(ソロ)アーティストのバンドメンバーについて、自分は気にしたり気にしてなかったりしてたなあと気がついた。
また、YouTubeに過去のラジオ音源(石田ショーキチさんとの対談)を上げてくれてる方がいて、ショーキチさんは「Free As A Birdみたいなのヤダ(意訳)」って言ってて、健一さんは「中心メンバーがいなくなってもライブとかやってくれるの嬉しい(意訳)」と言っていて。
6日のモタワのトークショーで、ショーキチさんが今回の健一さんのアルバムのモタワ参加作品について「サビねーかも」と言いつつも「本人不在で健一名義のアルバムだから勝手に手を加えるわけには」と言ってくれたこと、
カルカルに行く電車の中で読んだfeatureに江口社長が書いてくれたアルバム解説、
そしてカルカルでのみなさんの制作秘話を聞いて、
みなさんが健一くんのことすごく大事に思ってるんだなあということが改めてわかり、なんと言っても一部分聴いただけとはいえ、どの曲もすごくいい曲ばかりだったので、(上から目線ですみませんが)この作品は大丈夫だと思いました。
カルカルでもお話があったように、健一さんは『Best Value』では従来とは違うアレンジで自分の曲が生まれ変わるのを楽しんでいたように思います。
もっと言うと、L⇔Rの頃健一さんは度々「自分達のライブを自分で見たい」と言っていたと思うのですが、今回の作品はその感覚に少し近いというか、健一さんの作品だけど健一さんもわくわくして聴ける作品なんじゃないかと思ったのです。
また、個人的には、ショーキチさんがモタワのThe ENDの歌詞について、作詞はショーキチさんだけど、「“See Me Now”というのは初めからデモに入っていた言葉」だと教えてくださった(ありがとうございます!)のと、Growの所々訂正が入っている手書きの歌詞を見せていただいたのが大きかったです。
健一さんが全てを作れなくても、健一さん以外の人が担ってくれた部分にも健一さんはいる。
その「健一さん以外の人が担ってくれた部分」を健一さんだったらどうしただろうか…ということを今まではネガティブに考えていたけど、今回作品を作ってくれた皆さんは、そんな難問を自分なりに、岡井大二さんの言葉をお借りすると「向き合って」くれたんだと、みなさんから直接お話を聞いて強く感じました。
例えば茂村さんだったら、『Dream of Life』 の歌詞について、
「はじめは健一くんならどう書くだろうかと思ったが書けなくて、ファンの皆さんの気持ちを代弁して書いた」とおっしゃっていたように。
MOTORWORKSだったら、ショーキチさんいわく「田村くんが暴力的なベースを弾きはじめちゃった(笑)」というように。
それでもやっぱり「健一さんだったら」と考えてしまうこともあるかもしれません。
そんな時は、どなたかも書いていたかもしれないけど、なんだかサグラダファミリアのような話だな!と思うと、健一さんや健一さんの作品を発売まで漕ぎ着けた関係者みなさんの凄さを改めて感じられるのではと思います。
もしくは、
「いつだって少しだけ 解けない謎がある」(L⇔R/Younger Than Yesterday)
というように、大好きな彼に心を軽くしてくれるヒントをもらうのもいいと思います。
ー 素晴らしい音楽と仲間に愛された
黒沢健一というアーティストを好きでよかった ー
カルカルではメモや写真を撮るのにいっぱいいっぱいで参加した直後は何も考えられなかったけど、翌日寝不足の頭で仕事中にぼんやり考えていたら(仕事しろ)、
いろんなことがしっくりきたので書き残しておきます。
しかし、、、いざCDが届いてみると、ファンとしてもしっかり向き合わなきゃと思うと、聴くのにちょっと準備がいるな、と。
カルカルで各曲少し聞かせていただいた時の印象も書き残しておきたいし、CDを聴いての感想は、ちょっと待っててね。
☆予約特典はクリスマスCDでした。
持っていなかったので嬉しい。
カルカルで抽選のプレゼントに当たり、Rock'n Rollの販促物(ピックケース)をいただきました。こちらもありがとうございました。