hiokaの日記

とりとめない話をしようよ

黒沢健一 SEAT AND MUSIC 2018 感想・備忘録(後編)

健一さんの公式HP にてレポを公開してくださってますね。

写真も掲載されていてありがたい~!

こちらにも当日感じたこと等書いておきたいので後半です。

 

堀さんの手紙(2枚目)

19:38頃から休憩で、19:50頃後半開始しました。

席の位置が向かって左から笹川さん、徳山くん、木下さんに、

つまり、徳山くんときーちゃんの位置が変わったなあと思っていたら、

堀さんの手紙を徳山くんが読み出しました。

さすが俳優さん、情感のこもったよい声です。

1枚目、堀さんと健一さん、木下さん、それぞれの話の途中だったのでその続きから。

 

『健ちゃんのここぞという時のベースはやっぱりきーちゃん。

健ちゃんも、きーちゃんの言うことは聞いていたと思います。

きーちゃんは健ちゃんの人生に必要な人だったんじゃないかな。

ライブは狭いところを選択してよく酸欠になりましたね。

ヒデ(徳山くん)のことは、本当の弟、家族のようにかわいがっていましたね。

赤坂BLITZでヒデの初ライブがあって、終わった時ぐったりして現れて、

親が子を見るような気持ちだったんでしょうね。

MOTORWORKS が一段落して岡山に帰る時、

“なんで?堀くん東京好きでしょ!?”と変な説得をうけ、

納得するまで何日も話し、

「タイミングがあったらまたやろう、新しいアルバムを一緒に作ろう」と約束しました。

こういうときのベースは、やっぱりきーちゃん。

東京の家は引き払っていたので、健ちゃんの家に泊まりこんで作業しましたね。

健ちゃんとは、よく焼き鳥屋に行って音楽の話をしました。

 

(ここで、堀さんのケータイで撮影し さんでの健一さんの写真を公開。

ニット帽を被ってジョッキを掲げてます。グラスの中は無色透明なお酒?

それを見て「何ハイですかねぇ?」と言う出演者の方々にマニア心を感じました…)

 

最後に会ったのは、2016年の春頃。少し体調がよくないと聞いていたので、

「良くなったらまた一緒にやろう」と言って別れたのですが、

数ヶ月後、焼き鳥屋には一人で行き、グラスを2つ、頼みましたー』

 

そして、堀さんの写真の解説があり、

堀さんが被っている帽子は健一さんに貰ったもの、

T シャツは、一緒に行ったブライアンの2005年スマイルツアーのもの、

とのことでした。

 

質問コーナー

19:55 ここで、来場者からの質問コーナー。

質問1:健ちゃんはどのぐらいレコードを持っていたか?

徳山くん「これはね、皆さん、何枚ぐらい?て思うかもしれないけど、

枚数じゃないです、重さです。トン(t)です。」

とのこと。

笹川さんからは「新潟に来た時、“仕事(注:プロモーションとかツアーとか?)で楽しかったことは?”と聞いたら“新潟放送局のレコード資料室が一番楽しかった”って言ってましたね」とエピソードが披露され、きーちゃんも「それは楽しいでしょうねえ」と応じてました。 ちなみにジョージ・ハリスンのレコードはジョージ愛好家のモトさん(注:レコスケくんや健’zジャケでおなじみですね)に譲ろうとしたら「いいよいいよ買い取るよ」と全部引き取ってくださったそう。

なんか、昔雑誌でも(新潟じゃないけど)「東海ラジオの資料室が~」みたいに話してたなぁと思いだしました。

 

質問2:俺だけが知っている健一くんのこんな一面

きーちゃん「よく天然だと言われてたけど、俺の解釈ではそうではない。

半分は天然だけど、半分はわざと天然を演じてる。

あれだけ曲が作れて、歌えて、ほんとは一人でできちゃう。

人として完璧すぎるから、人と一緒にやるのに人がつけいる隙を見せていた。

その方が健ちゃん楽だったと思う」

横山店長「それを聞いて、なんか鳥肌が、、、」

 

意外な発言に会場ははじめ「えー?」という反応で、たしかにうさぎはサニーレタスとか食い逃げ事件(秀樹君が払ったそうですが・笑)とか思い出すと、天然じゃないというのは、、、という気もしましたが、聞いているうちに、半分くらいならそうかも…?という気もしました。いや、私なんて昔サイン会で本当にちょっとしゃべっただけですが、くるくる印象が変わる不思議な人だなあと思っていたので。。)

 

プロデュースの話

続いて、徳山くんが16歳の時の、健一さんとの出会いについて。

CDを出すことになり、プロデューサー候補が何人かいたが、

「黒沢さんに決まった」と聞いて、中学生の頃ノッキンを聴いていたので、

健一さんに初めて会うときはドキドキ緊張したそうです。

徳山くん「高校の、堀越の制服を着て、事務所の部屋で…」と、

ここでドアをコンコン、「失礼しまーす」という演技をして、

「お、さすが役者さん」と出演者から声があがりました。

(モニター越しだとどこを叩いたかわかりませんでしたが、

ちゃんとコンコン音を出してました!)

徳山くん「黒沢さんはサングラスかけて帽子かぶって、はじめ“こわっ”と思ったら全部とってくれて“どうもクロサワです~”って。で、あ、いい人だ~って。」と安心したようなことを話してくれました。

ちなみに、きーちゃんの印象は「こわかった(笑)。圧がすごくて…」だそうで、

きーちゃんも自分のことを「はじめ“こわい”って言われて“やさしい”になってやっぱり“こわい”って言われる(笑)」と言ってました(笑)。

 

徳山くんのプロデュースについては公式さんのレポにも詳しくありますが、

“なん十歳になっても海外に行っても歌える曲を書くから”と

健一さんは言っていたそうで、

徳山くん「やっぱり、天才、こんな言葉で片付けちゃいけないけど、

でも、天才、ですね。今でもセトリに入ってます。

年が曲に追いついてきたっていうか…」

と今も大切に歌ってくれているのが伝わりました。

徳山くん「でもレコーディングは鬼でしたね」に、

きーちゃんも「レコーディングは鬼です」と同意。

きーちゃん「僕も他の現場では『鬼軍曹』と言われたりしてますが

(笑・パフィーのことですね)、健一を見てたのでボーカリスト

6時間とか8時間とかぶっとおしで歌うのが当たり前だと思ってて」

と健一さん基準で見てしまうからこそ『鬼軍曹』になってしまうのだそうです…!

 

徳山くんからまた当時の思い出話があり、

徳山くん「学校とお芝居の合間を縫っての2時間勝負だったりで、

“楽しければ ピッチとかずれてもいいから、お前のカッコいいとこ拾うから

一生懸命歌ってくれ”と言われて。それでいいテイクができたら

二人でニヤニヤする(笑)」というレコーディングだったようです。

ここでなぜか忘れましたが、castに掲載された(?)車からピースしてる健一さんの写真がモニターに映り、「なんだあの浮かれた人は(笑)」とツッコミが入ってました。

 

 そして「レコーディングでなんか変わったアドバイス(突拍子もないこと、だったか?)言ったりしてた?」という質問があり、

『卒業』についてのエピソード(女の子連れてきたら高いキー1発OK)が披露され、BGMでも『卒業』が流れました。

そして、徳山くんのデビュー曲『あふれる思い』のパネルの前でダブルピースする健一さんの写真がモニターに。

それを見て出演者の方々「ほんとおにいちゃん(笑)」

 

『FOR REAL』

続いて『FOR REAL』の話になり、

きーちゃんと徳山くんで「レコーディングになるとほんと寝ない。2日とか寝ないけどそれを見せない」。

ここでなぜか忘れましたが徳山くんが健一さんの細かすぎて伝わらない物真似を披露。

1.ライブ中トークしてたのに急に歌い出す健一さん。歌い出しは遠山さんを見て(目線を斜め後ろに送る)、困ったときはきくっちゃんを見る(目線をやや遠め横に送る)

2.電話に出るとき2パターン。

(1)ご機嫌で飲みに行くとき「クロサワです」(ちょっと楽しそう) 

  (2)忙しいとき 「クロサワです」(やや低い声)

唐突かつ電話に出るときの声なんか知らんわーと思ったけど(笑)、

きーちゃんはめっちゃツボったみたい(笑)。

 

と、ここで、「アルバムが完成したときに黒沢さんが描いてくれた絵が」と画伯の絵がモニターに!

画伯の絵はやっぱいいなあ~。画集とか出してくれませんかね??

 

 そしてここで『FOR REAL』のガイド・ボーカル、つまり、健一さんがお手本に歌っているバージョンが流れました。

めっちゃかっこいい!

徳山くんによると「探せばほぼ全曲あるのでは」とのこと。

うわー、聴きたい聴きたい!!でも、健一さんが歌ってるのを聴いたってことは、

徳山くん「ハードル高かったですね~」

きーちゃん「これ健ちゃんが自分でやればいいのにって思いますけど、自分でやるにはちょっと若い

徳山くん「黒沢さんに“高いキーが出てすごいですね”って言ったら、“徳山の声で歌いたかった お前の声が羨ましいよ”って言ってくださって」

きーちゃん「他の人への提供曲とは違って、コード進行がほんと健ちゃんだなって。アレンジが徳山寄りかな」

 

と、ここで、2017年1月、幕張メッセでのライブで徳山くんが

黒沢健一!!!」と叫ぶ映像が流れました。

ツイッターでなんとなく知ってはいたけど、映像を見たのははじめて。

徳山くん「とにかくうまく歌おうとしないでくれ、一生懸命歌ったのが伝わるから、って言ってくれて、まだまだこれからも見てもらってるなって」

きっと届いてると思いますよ。

 

笹川さんのお話

きーちゃん「笹川さんは健一がソロになってもずっとインタビューしてくれてて」

笹川さん「ストーカーみたいですよね。サンプルCDでインタビューしたり」

(うーん、うらやましい!)

きーちゃん「他のアーティストと何が違うんですか?」

インタビュアーがインタビューされてる(笑)と突っ込まれつつ、

笹川さん「彼の音楽が好きで、他の好きなアーティストもそうですけど、やっぱりこの人本当に音楽が好きなんだなって。自分のやりたい音楽に一心不乱で。まあ、もうちょっと商売のことを、って話したこともあるけど(笑)」

笹川さんが知ってるこんな一面を聞かれ、

笹川さん「2008年キャンペーンで新潟に来た夜に色々聞いたなかのひとつで、DoubtにはLとRを使ったタイトルも考えていた。『Landing(? 綴り合ってるかわかりませんが)on the Rainbow』虹に腰掛けてって意味で、『Walking in the Rainbow』の仮タイトル『Landing on the Rainbow』だったみたい。」

というお話が。きーちゃんは知らなかったぽいです。

徳山くん「僕はプライベートでは音楽の話はしてないですね。“徳山、今日は呑むぞ”って音楽とは関係ない話を」(うーん、それはそれでどんな話をしてたか気になる)

 

 

笹川さん「『Banding together in dreams』が大好きで、何がっていうと、彼のフラットな音楽性がすごく出てて。」

きーちゃんは『Banding~』でベース弾いてますよね?と聞かれ、

きーちゃん「ほぼ全部。」

はじめ2~3曲だけかと思ったら思ったより多くて、その時きーちゃんはYUKIさんの10周年でツアーを回ってるから“健ちゃん無理だよ”って一旦断ったら“いつなら終わる

の?それ”って。それで、アルバムタイトルもないときに曲だけもらってリズム録りして、貴子ちゃんや秀樹さんが参加しているのも知らなかったそうです。

笹川さん「揃えようと思ったわけじゃないみたいだけど、湯川潮音ちゃんつながりで貴子ちゃんとつながって。(注:潮音ちゃんが貴子ちゃんと共演しててその時L⇔Rに貴子ちゃんが在籍してたことを知って電話かけてくれたんでしたっけ)

Bandingには束ねるとか団結するという意味があって、自然と仲間が集まったんだなと。フラットな彼がこの中にいると思います」

 

きーちゃん・徳山くんLIVE

20:30

きーちゃん「俺の話はお金をとれる話じゃないので芸を披露しようと思います」

健ちゃんのアコギ(タカミネ)を徳山くんが、

健ちゃんのベース(ヘフナー)をきーちゃんが持ち、VOXのアンプで演奏TIME!

1曲目:『リトルソング』

きーちゃんがカウントして、徳山くんが「皆さん、一緒に!」と呼び掛けてくれて歌い出し、観客みんなで大合唱。私も周りの人も歌っていて、楽しかったです。

きーちゃん「ライブの方が楽だな 気分が」

とニッコニコで、一層楽しくなりました。

2曲目:『Blue』

この曲は、健一さん手書きの歌詞があるということでモニターに映してくださり、私はこんなこともあろうかと(?)徳山くんのアルバム『REAL TIME』の歌詞カードを持ってきていたので、歌詞カードと見比べてましたが、“すぐにここから歩き出そうよ”

の“よ”がないだけで、ほぼ完成形でした。

歌う前に徳山くんが「この曲は黒沢さんも自分のライブで歌ってくれたりして」と言ってましたが、私はいつだったか、タワレコのインストアイベントのリハーサルで聴いたことがあるなあと2人の演奏を聴いて思い出していました。

徳山くん、熱唱してくれて、トークで健一さんに“一生懸命歌ってくれ”と言われたということを思い出しました。

演奏が終わって

きーちゃん「徳山は健ちゃんの曲をいっぱい歌ってるから、またこうしてベース弾きたいと思いました!」

徳山くん「ライブやりたいですね!楽しいライブをやりましょう!」

うん、ぜひまた見たいと思いました!

 

3人の挨拶

20:47

ライブ仕様からの場面転換中、やや締めのような話。

きーちゃん「ライブの方が楽だなー。今日は勝手に責任感というか、みんなにどうやって健一のことを伝えようか使命感みたいなものがあって」

と改めて今日のことを話してました。

ここでどなたかが「見えない方、モニターの方もありがとうございます」と追加席を気遣ってくださり、感謝!(でも誰が言ってくださったかメモしてませんでした…)

笹川さん「徳山くんとは初対面だったんだけど、プライベートの健一くんをいっぱい知ってるんだよね」という振りから

徳山くんの細かすぎて伝わらない物真似・3が。

徳山くん「黒沢さん、酔ってきて笑うとグラスを置かなくなるんですよ。顔にシワを作って笑って、グラスを持った腕を45度にして(笑)」

顔にシワ作って、笑うと止まらなくなっちゃうの、なんかわかる気がしました(笑)。

 

プレゼント抽選会

20:52

入場時に番号の記載されたカードを配布してくれていたのですが、

徳山くんが箱をマイクを持ち、きーちゃんが箱の中からカード引いて読み上げてくれます。

この時、徳山くんが「マイクはワイヤレスがいいですかね」とてきぱきマイクを切り替えたり、箱を持ってくれたりしてくれてて、いい人だな~と思いました〇

 

まとめの挨拶

21:01

抽選会が終わり、まとめの挨拶。

今後の予定など聞かれて、

笹川さん「今回紹介したcastは絶版になっているものが多くて、

実は健一さんの言葉を本にまとめて春ぐらいに出す予定です」

きーちゃん「インタビューしてもらったのは夏くらいで、笹川さんにしか話してないのばっかり」

とのこと!楽しみです!

徳山くん「自分のことはいいので、、こうしてみなさんと黒沢さんのことを共有して、近くに感じられるようなお手伝いがまたできれば」

こちらも楽しみです!

 

NORTHTOWN CHRISTMAS

ここでまたまたレア音源が!

健一さんが高校生の頃自宅でピアノ弾き語りした

『NORTHTOWN CRISTMAS』。

すごいなあ、ピアノ上手、メロディの美しさがすでに際立っていて、

そして、今まで『NORTHTOWN CRISTMAS』を聴いてるときは全然思わなかったのに、デモ版だとちょっとジョン・レノンぽさがあるかなあとも思いました。

 

2009年カルカルクリスマスの映像

締めくくりは2009年カルカルの映像。

健'zでもカバーしている「This I Swer」。

当時のレポートがありますね。

 

tokyocultureculture.com

 

お台場カルカルは行ったり行かなかったりで、2009年は行ってないですね。。

いいなあ、行きたかったな。

入り口はいってすぐのステージがなんかもう懐かしい。

 

こうして盛沢山なイベントは終了。

関係者の皆様、ほんとにほんとにありがとうございました!!!

 


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