hiokaの日記

とりとめない話をしようよ

傾聴の本(半分マンガ)を読んだ感想

 最近読んだ本の感想。

 

マンガでやさしくわかる傾聴 https://www.amazon.co.jp/dp/B06WV7RMJ9/ref=cm_sw_r_other_apa_Kn8jBbADJ009C

 

仕事でお客様の話を聞くことが多いので読んでみました。

 

傾聴とは相手の気持ちになって話を聴くことだそうで、共感することが大事だとか。

自分はドラマや映画、読書の感想で「共感しました!」というのがどちらかというと苦手でよくわからないです(笑)。

へーこの人はそうなんだ、

こういう人もいるよね、

と思う方が断然多い(笑)。

それに、仕事でお客様の話を聞くときは、何かしらの解決策を提示したり、込み入った話だと担当を代わったりするので、

傾聴とは違うんやろなあ、

ていうか本の中に何かを解決するような描写がほとんどなくて、読後はちょいとイライラしました。

が、ちょっと考えて思ったのが、

実は傾聴が必要とされるのって、解決を必要としていない場面なのでは、と気がつき、メモがてら(笑)ここに書いています。

世の中には対外的な事が原因で、何かを諦めたり別の方法をとらなきゃいけないことがある。

頭ではわかってるけどどうにも承服しがたい、でもどうにかしてこれから先やっていかないといけない…

なので、相談者が潜在的に期待しているのは解決策ではなく、自分の気持ちを整理して、しゃーないこれはこれで受け入れてやってみるか、と現実を認めること。それには他者にも現状を理解・認めてもらうことが重要で、それこそが話を聞いてもらうということであり、話を聞く側からすると、自分の言葉で話をしてもらうということになる、

この本で取り上げているのは、そういった例が多いように思いました。

 

また、この本に掲載されているマンガは、市役所に型破りな市長がやってきて「耳かたむけ課」を作り、主人公はその課に配属され、何も知らないところから徐々に傾聴を学んでいく…

というストーリーで、はじめは「いやいや、課を新設して職員を配置する前に研修ぐらいしなさいよ」とツッコミを入れて読んでいました。

しかしこの設定も、主人公が色々理解していくため、市長に自分の気持ちや考えを「傾聴してもらい」、主人公は話し手と聞き手両方の立場を体験し成長していく、というものなんですね。

…うーん、でも市長ってめちゃんこ忙しいだろうに、一職員の話をつきっきりで聞くかなあ?とやっぱりツッコミ入れたくはなるかな(笑)。

 

まとめると結局のところ、

こういった会話術が必要な場面もあるのかもね~

という感想に集約されてはしまいますが(笑)

でも多少の気付きはあったかな?と思いました。