hiokaの日記

とりとめない話をしようよ

2018年1月前半/後半のヘビロテアルバム、ヘビロテ曲 

しばらく何度も何度もリピートして聴いたり、実際聴かなくても脳内で鳴っていたり…という曲やアルバムについて。

 

1月は前半と後半にガラッと変わったのですが、

1月前半は、

 Queens of the Stone Ageが2017年8月にリリースしたアルバム『Villains』を

めっちゃリピートしてました。

(なんということでしょう!リンク先全曲フル試聴できてしまいます!)

 Queens of the Stone Ageは大橋さん・高木さんのラジオ番組「MIND-O-NATION」で知りました。

アルバム発売前の先行リリース曲から、アルバムリリース後、年明けの「今年のリリース特集」など何度も(17年7月、9月、10月、18年1月の計4回!)取り上げてくれていて(更に言うとフロントマンのジョシュ・オムの別バンド:イーグルス・オブ・デス・メタルも紹介してくれてて、「名前と違って聴きやすい!」と思ったり)都度気になり、何度かSpotifyで聴いて、ノリがいいので棚作ったり掃除する時(体動かす時)聴くのいいなと思っていたのですが(笑)、年明けに再度じっくり聴いたら「めちゃめちゃいいな!」と改めて思って、ついにCDを買ってしまいました〜。

 

曲単体もいいし、アルバム通しても考えて作られてるなーと思います。

『Villains』てビーチポーイズの『英雄と悪漢(Heroes and Villains)』で覚えた単語だから見覚えあったし、

2017年前半はSPOONの『Hot Thoughts』をよく聴いていたのですが、

今までのロックを消化(昇華)して、現代のロックをやっている感じが似ている…と思ったら、レコード会社が同じマタドールレーベルなんですね。

ちょっと「おおっ!」と思いました。

 

以下全体の感想↓

 

M1:Feet Don't Fail Me

長いイントロ。アルバム全体のまさにオープニング。

からのヘヴィなギターリフと自然と体が動いてしまうようなリズムがかっこいい。

1973年5月17日生まれ(〝I was born in the desert may 17 in '73〟)…などから、ジョシュ・オム自身のことを歌っているようです。

 

M2:The Way You Used To Do

この曲がリード・トラック(「MIND-O-NATION」ではじめに聴いた曲)だったと思います。PVも合わせて見ると、現代のプレスリー?みたいな。ファルセットがカッコいーですね。

上の「フル試聴」では確認できませんでしたが、CDやSpotifyで聴くと曲が終わったと思ったらM4のサビのフレーズが歪んで聴こえてM3が始まるところがすっごい好きです!

 

M3:Domesticated Animals

Aメロの変拍子におおっ!となる。イントロやサビ前のちょっとヒネたフレーズも好きだし、サビは壮大。

この曲も終わったと思ったら不気味な弦楽器のフレーズがあり、M4へ続く…

このぐわんぐわんのギターからきれいな曲へというの、初めて~何度か通して聴いたとき、なんとなくキング・クリムゾンの『RED』のM1「RED」~M2「FALLIN' ANGEL」を思い出し…『RED』を聴いてみたらそうでもなかったけど(笑)、でもこれ、プログレ好きな人、気になるんじゃないかなー?と思ったらドラムのジョン・セオドアさん、マーズ・ヴォルタの元メンバーですって。

(ちゃんと聴いたことないけど名前と強烈なジャケは見たことありました)

 

M4:Fortress

メロディが非常に美しい曲。

1番では不気味な雰囲気が残っているけど、2番になってパッと開けるような印象。

特にサビの浮遊感と言うか、歌詞を読みながら聴くと何かを照らしてくれるかのような歌声に聴こえてきます。

Fortress」は砦、要塞のこと。

歌い出しが

Your heart is like a fortress

You keep your feelings locked away

なので、感情をしまいこんでいる心を要塞に例えているようです。

その先が難しくてよくわからないのですが、

Every fortress falls.it is not the end.

要塞は陥落するがそれは終わりじゃない

だから、感情を揺さぶられるようなことがあってからどうするか?(どう抜け出すか?)みたいなことを歌ってるんでしょうか。

意味を掴みきれてはいないけど、アルバムの中でも特に好きな曲です。

 

M5:Head Like A Haunted House

アップテンポで遊び心ある面白い曲。

思わず一緒に「Hey!」と言いたくなる(笑)。

 

M6:Un-Reborn Again

ライナーノートを読むといくつかの引用があるみたいだけど、気がつかなったり知らなかったり。音はかなりシンセを使用している。

 

M7:Hideaway

ファルセットボイスがめっちゃ聴けるミドルテンポのナンバー。

 

M8:The Evil Has Landed

ちょっとツェッペリンのGood times Bad timesぽい?と思ったらジョシュ・オムさんて

ツェッペリンジョン・ポール・ジョーンズとゼム・クルックド・ヴァルチャーズってバンドやってるんですって。へー今度聴いてみよう。

この曲、最後にテンポアップするところかっこいいです。

 

M9:Villains Of Circumstance

アルバムを締めくくる壮大なナンバー。メロディアスなサビが耳に残ります。

 

 以上、リズムに身を任せてさらっとも聴けるし、じっくり聴いても聞き応えあるし、

すごくいいアルバムだと思います。

どうやら今年のサマソニに出演が決まったようなので、

行きたいなーと思って2月になってまた聴いてます♪

 

 

続いて、1月後半。

こちらは主に3曲です。 

 

 

 <1曲目>

 大橋隆志BRAVE MAN OF AN ERA

The Out-Siders時代の曲(CDは廃盤)だそうです。

曲自体はソロ名義の「8 TRACK RECORDINGS 1995-1997 Remixed」というデモ集にも

収録されており、いい曲だなーと思って聴いていたのですが、

先日(1/17西川口Hearts1/21秋葉原Goodman)行ったライブで演奏してくれて、

生で聴いてますます好きになりました。

曲調は、なんていうんだろ、サイケ・フォーク?

ライブではフォークというよりブルースロックだったかも。

結構激しくギター弾きまくってくださって(ハンマリング?かな?が印象的だった)、

ドラムのスティーブンもバシバシ盛り上げてくれて、

その激しさがぐんぐん迫ってきて、やばかったですね。

とある人に、私の好きなPink froidの「More」に入っている「Cymbaline」にちょっと近い雰囲気があるかも、と言ったら「いいねえ」という反応をもらえて嬉しかったです。

 

 <2曲目>

黒沢健一Northern town

V.S.G.P -STUDIO- [Disc 1]」収録曲。

冬の曲ですね。昨年献花の会で外で並んでいる時も聴いてたかも。

以前ツイッターで「健一さんの曲を聴いたことない人に1曲聴かせるとしたら?」という話題が上がり、

その時は9月だったので「September rain」と答えたけど、今(=冬)聞かれたらこの曲を挙げます。

健一さんの季節にちなんだ曲、好きなんです。

でもそのツイッターの話題、多分雑誌の付録のCDかレコードに収録する曲を聞いていたみたいで、多分3月ごろ発売みたいなんで、

3月なら「grow」だったなあ。

話を「Northern town」に戻すと、ドゥーワップ風の短い曲ですが、

冬ならではの控えめな高揚感があると思います。

歌詞は、何年後かにふと聞いたら泣きそう。

短い曲なので何度かリピートしたらアルバム通しても聴きます。

そうすると「Keep the circle turning」の「いつか君に会いたい」に捕まっちゃうんですけどね。。

 

  <3曲目>

TM NETWORKTMN)/THE POINT OF LOVERS' NIGHT

 

1990年のTM NETWORK名義最後のシングルで、

TMN名義で発売されたアルバム「RHYTHM RED」のラスト曲です。

きっかけは小室哲哉さんの引退報道ですね。

 小室さんは私の中ではプロデューサーのTKというよりTMのてっちゃんのイメージ。

姉が好きだったので少し聴いていたのです。

 TM NETWORKを知ったそもそものきっかけは「でじたるざんまい。」というオムニバスCDが家にあり、COME ON EVERYBODY」を聴いたのが最初だと思います。

調べてみたところ、SONYlibertyというオーディオ機器の宣伝のために1989年に出した非売品CDのようです。

89年というと私は小学生で、「シティーハンター」のアニメが学校で流行ってたし、宮沢りえ主演の「僕らの七日間戦争」(88年制作)での「7days war」、印象的だったなあ。

この辺の順序は曖昧ですが、「GET WILD」はTMが歌っていると知っていたように思うので、やはり「でじたるざんまい」が最初だと思います。

シティーハンターは単行本集めたなあ。てっちゃんソロの「RUNNING TO HORIZON」もテーマ曲になって、てっちゃんボーカルを初めて聴いた時はなかなか衝撃的だったな。単行本の中で登場人物が歌ってるシーンがあったはず。オーザックのCMかっこよかったな、などなど、色々思い出す〜)

 

 

おお〜、Youtubeにあるのね、すげ〜

 

話を現在に戻すと、報道を見て久々にTMを、まずは初めて聴いたCOME ON EVERYBODY」をもう一度、と聴いてみたら、出だしが

「壊れる 壊されてゆく 幼い時代(ころ)の魔法が

な訳ですよ。

曲自体はこのあと「立ち向かうことだけ 忘れずに 忘れずにいろ」

と勇気付けてくれる感じなんですけど、曲を聴いていて歌詞のワンセンテンス、ワンフレーズに妙に惹かれることがあって、今回の場合、

TMって自分にとって「CDとの初めての出会い」で、TKはCD全盛期にメッチャ売れて、そして今はストリーミングサービスなどが主流になりつつあって、

「幼い時代(ころ)の魔法」というフレーズがすごく、ぐさっときたんですよね。

そんなショックを受けながら「あ、この曲知ってる、懐かしい」と何曲か聴いていく中に先ほどのオーザックCM曲の「RHYTHM RED BEAT BLACK」があって、この曲めっちゃ好きだわって収録アルバム「RHYTHM RED」を聴いて(1曲目の「TIME TO COUNT DOWN 」の冒頭のピアノが弾けないかな〜って練習した気がする。マクセルのCM曲だったね)、ラストナンバーの「THE POINT OF LOVERS' NIGHT」までたどり着いたら2番の歌詞ですよ。

 

 「沈む太陽と光る月のシルエット 泣きだしそうな夜と君

 いつから僕は君と知り合った?  とても昔の思い出のようさ」

 

 (映像は2004年武道館ライブのようです)

 

この曲も知っていたけど久々聴いて、そしたらこの歌詞で、もう「いつから?」が頭の中ぐるんぐるん。

自分の音楽リスナー(特定のアーティストのファン)歴を少し吐き出したくなったので書いておきます。

 

先ほどの「TM=CDとの出会い」が鍵となって過去の記憶を紐解くと、

TMを聴いていた頃ってまだ自分でCDを買うようになる前で、親がたまにレンタルCD屋さんに行くのに一緒に連れていってもらってCD借りて聴いていたのですが、誰のを借りたかというと、聖飢魔Ⅱなんですね〜。

確かTVで聖飢魔Ⅱの野外ライブ…ミサが放送されていて、閣下が歌っているお姿を拝見して、歌上手いなー、汗いっぱいかいて歌っていてすごいなーと興味を持ったのが最初かな。

それでベスト盤の「WORST」と、第3教典の「地獄より愛をこめて」を親にレンタルしてもらって聴いて、めっちゃ気に入って、聖飢魔Ⅱのラジオの「電波帝国」とか、閣下のオールナイトニッポン…はほんと夜中にやっていたので小学生には厳しくて少ししか聞けなかったと思うけど、すっかりファンになって(当時はエース清水長官が好きでした)、のちに私が自分で初めて買ったCDは聖飢魔Ⅱのシングル(小教典)なのであります。

(ちなみに聖飢魔Ⅱのラジオがめっちゃ面白かったため、「ラジオが面白いバンドっていいな」という基準が自分の中にでき、それをクリアしたのがL⇔Rだったりします・笑)

ラジオを聞いたり、CDの歌詞カードを見ながらノートに構成員(メンバー)の名前書いて覚えたりしてたなー。当時はネットで検索なんて技がなかったから、歌詞カードにお名前が載っていた「ダミアン浜田陛下」(デビュー前に脱退)や「ジェイル大橋代官」(大橋隆志さん、1987年に脱退)のことは、「ラジオに出てないけど悪魔っていっぱいいるんだなー」くらいにしか思ってなかったかも。

 

なんだかんだで聖飢魔Ⅱとはしばらく離れてしまって、TMも、姉が買うようになったCDを借りてたけど姉はいつの間にかB'zのファンになり、私は色々聞いてたラジオで知ったんだったか、BAKUユニコーン、ブーム、レピッシュなどを経てL⇔Rスパイラルライフにハマり、悪魔との再びの邂逅は2013年、友人にDJイベント(好きな音楽かけて楽しむ会?)に誘われた時に、第3教典の「地獄より愛をこめて」に入っている「魔界舞曲」(ジェイル大橋代官作曲)がめっちゃ好きなのでかけたいなと思い、久々に聴こうとYoutubeで映像を見てみたらすごいかっこよくて聖飢魔Ⅱへの興味がやや戻り、2015年に再集結すると知って無性にライブ(ミサ)に行ってみたくなり、「全席死刑ツアー」の10月19日東京国際フォーラムでミサ初参拝。

そこで初めてちゃんとジェイル大橋代官を拝見して(映像だとあんまり認識してなかった…)、ギター、めちゃめちゃ上手くない!?なんてかっこよく演奏するんだろう!ってガツーンときて、MCでは近年再集結に不参加のエースさんの話題をさらっと出してくれたり、閣下とのやりとりを見るとちょっと天然さん?な感じもあって、演奏とのギャップにもやられて、そして何より「曲が前から好きだった」という事実があり、高校以来、私の心の第一位に君臨し続けている健ちゃんに「やばいよ健ちゃんの座を脅かす存在ですよ…」と危険信号が灯るも、すぐあと、10月30日にビルボード東京でKACTUSさんとの健ちゃんのライブがあって、素晴らしく良くって、

うん、これからはお二方を応援していけばいいじゃない♪ と思っていたら、それが健一さんの最後のライブになってしまったという…。

 

以上が、「THE POINT OF LOVERS' NIGHT」を聴いて抑えきれなくなった「いつから?」です。

 

なんか健ちゃんと大橋さんって私の中で微妙に似ている存在??のようなところがあって、

もし健ちゃんが今も活動してたらアメリカ寄りの音楽やってただろうなあとか、

2017年は大橋さんのバンド(Alley Cats LV)のライブの翌日が健ちゃんの献花の会だったり(名古屋であったライブで、向かう途中富士山見てコニファーフォレスト思い出したり、名古屋で時間余ってぶらぶら歩いてたら名古屋パルコに着いたり)、

大橋さんの今シーズンのライブでは、ボブ・デュランの「I Shall Be Released」

(The Bandのヴァージョンが有名で、健一さんがビルボードでカバーした「The Weight」と同じアルバムに入ってる)や、L⇔RがDoubtツアーでやった「Blue Suede Shoes」をカバーされてたりとか…

 

なんか勝手にびっくりしてるだけなんだけど、

前も書いたように、好きが好きを呼び寄せてるんだ…

と思って、これからもお二人の音楽を聴いていきたいなーと思っています。

 

それから、小室てっちゃんとTMのFUNKSさんたちに良い未来が訪れますように。